絵本セラピーはいまひそかなブーム
久しぶりに長い記事を書くよ。この方が僕らしいかな。いま、大人に絵本や絵本セラピーが静かなブームになっていることにあなたは気づいている?師匠のたっちゃんは、どんどん有名になっている。
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5月の処女作出版以降、6月に読売新聞、7月には朝日、毎日新聞が絵本セラピーを特集した。
記事では絵本の持つシンプルなストーリーが参加者それぞれの心に響くと書いてあったが、僕は絵本のよさは体感にあると思っている。
なぜかというとね。
大人が絵本かいなどで絵本を読んでいて、あることに気づいた。
それは同じ絵本でも、そのとき、集まった人やそのときの環境によってね。絵本のもっている物語とはまったく違った物語が生まれるってことなんだ。
それは、まるでディズニーランドにいったときのようなワクワクした感じや、胸が熱くなる感じ。とにかく気持ちいいんだよ。
そしてその体験した世界をシェアすると、会場全体に、感動の渦が広がっていく。会場全体が一瞬にして癒されるといったほうがいいかな。
たとえば
ある席でピーター・レイノルズの「てん」という絵本を読んだ。
この絵本は「素晴らしい先生との出会いが自分を変え、勇気をくれた絵本。
僕が読んだ理由は先生に出会えたことで受講生の僕らは前に進む勇気をもらったことに感謝したかったから。
読み終えると受講生の一人の男性が突然立ち上がり、肩を震わせながら、話し出した。
「よかったよ。ほんとよかった。」
「絵本をきいていたら、かみさんが、子供に一生懸命絵本を読んでいた姿が浮かんできた。彼女がなんであんなに一生懸命絵本を読むかがわかったよ。子供のことは母親にまかせっきりで俺はいい父親じゃなかった・」
そういいながら、彼はあふれ出る涙を止めることはできなかった。
そして、最後にぽつりと
「大人が絵本っていいな〜」って・・・
そのときの主人公は先生でも絵本を読んだ僕でもなかった。
それは絵本そのもの。
絵本には大人が感情を揺り動かす何がつまっている・・
そんな8月の大人が絵本かいのテーマは「体感」。楽しみにしてね。今日も最後まで読んでくれてありがとう。
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