和田裕美さんの桃太郎の話 

昨日、悲しいことがあった。文章塾のことじゃない。だから、少し明るい話を書こう(今日の絵本はコレ)

ももたろう (日本傑作絵本シリーズ)

ももたろう (日本傑作絵本シリーズ)


随分前になるが、小田全宏さんと本田健さん、和田裕美さんのジョイント講演会にいってきた。
それまでの僕はどちらかというと暗い気分だったが、講演を聞いて、ぱっと明るくなった。
元気がないときは、明るい人、楽しい人のそばにいるに限る(*^_^*)

三人とも著名なベストセラー作家だが、三人が共有していたのは、いまを楽しんでいることだった。
人それぞれ環境違うから、いまの状況は変えられない。
ただその環境を楽しめるか、事実はひとつ。但し、その受け止め方は2つある。


今日は、特に印象に残ったのが和田さんの桃太郎の話を書こう。


ドンブラコ、ドンブラコ。
皆さんご承知の通り、桃太郎はおばあさんが川に洗濯に言って、桃を拾って、そこから桃太郎が生まれることからはじまる。
和田さんの話が素敵なのは、この桃太郎の話を物事がうまくいく秘訣と置き換えている。


和田さんがいう成功のヒケツは4つ。

一。おばあさんは毎日、川に洗濯に行く。
たとえ桃(チャンス)が流れてこなくても、毎日同じ川にいく。この続ける習慣が秘訣
二.おばあさんは流れてきた桃を拾った。
たとえ桃が流れてきても、それを拾わない限り結果はでない。おばあさんは、一歩前に踏み出した。たとえ腐った桃でも拾っただろう。その勇気が秘訣。
三。その桃をおじいさんと一緒に食べようと家に持って帰った。
その桃を自分のためだけでなくおじいさんと食べようと持ちかえった。そして分かち合う心が秘訣
四。子供の桃太郎を大きくなるまで育てた。
成功のタネを育むことで、鬼退治する立派な青年を育て上げた。その育むことが秘訣


素敵な話だった。
毎日、同じ川にいっても「桃」が流れてくるかはわからない。
だから、「どうせ川にいったって桃なんて流れてこないと」とあきらめてしまう。だけど、川にいかない限りに桃には出逢いない。
代わり映えのない1日。今日も僕は川に洗濯に行く。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。