奇跡の音楽 のだめカンタービレ
のだめを、見た。
のだめカンタービレ最終楽章
9月公開された前篇は320万人動員があったときく。
後編は封切されてだいぶ、たっているが、会場のグランドシネマはほぼ満席だった。
DVD&CD付き限定版『のだめカンタービレ』第24巻 (講談社コミックスキス)
- 作者: 二ノ宮知子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/04
- メディア: コミック
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「のだめって漫画じゃない。」
「テレビで散々見たからいいや。」
そういう人もいるだろう。確かに、原作は漫画*1で、テレビでも、再放送や特別編があった。
しかし、それでも、これだけ多くの人が、映画館まで足を運ぶには理由がある。
僕が、この作品をみて、感じたことは3つある。
一つは、音楽は、感情だということ。(この先ネタバレ在り、読む人注意)
ベートーベンピアノソナタ第31番変イ長調
*2
これは、震えた。
なんて、美しい、そして、哀しい、旋律なのだろう。
スクリーンでシュトレーゼマン(竹中直人)の顔をみていたら、泣けてきた。まるで、ベートーベンの哀しみが曲に乗り移ってくるように。
自分も、会社では、不遇の時代が長いから、きっとそんな想いが聞こえてきたのだろう。
音楽は感情そのものだと、僕は思う。
二つめは、大好きなことをやっていても、めげることはあるということ。
「私たち音楽やっていなかったら、ずっと一緒だったかな」
この作品では、清良(水川あさみ)と峰(瑛太)のとっても、すてきなシーンがある。
大好きな音楽を学ぶために単身渡仏した清良と、それを日本で見守り続ける峰。
「音楽」を「セミナ」に変えてたら、一人感慨にふけった。大好きなことをやり続けるのも、大変だ(^−^)
三つ目は、聞こえる音は心の鏡ということ。
一人一人感じ方は違うであろうが、耳から入る音からは、その時の、自分の感情が聞こえてくる。嬉しい時は嬉しい思い。哀しい時は、哀しい思い。
僕は思う。やっぱり、音楽って凄い。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。
(参考)映画に登場する名クラシック
■ブラームス ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
■ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調
■ショパン ピアノソナタ第3番ロ短調
■ベートーベンピアノソナタ第31番変イ長調
■ショパン ピアノ協奏曲ホ短調
■フランス民謡アヴィニョンの橋の上で
■ベートーベンピアノソナタ第8番ハ短調
■モールァルト2台のピアノのためのソナタニ長調