直感力

直感の7割正しい。
昨日の続き。羽生善治さんの「決断力」からもうひとつ引用させて頂きたい。

私は、人間の持っている優れた資質の一つは直観力だと思っている。(中略)
将棋ではたくさん手を読めることも大事だが、最初にフォーカスを絞り、これがよさそうな手だと絞り込むことが最も大事だ。
直観力は、それまでいろいろ経験し、培ってきたことが脳の無意識の領域に詰まっており、それが浮かび上がってくるものが。何もないところからは、パッとは浮かばない

なるほど(^_^.)
確かに僕の経験からも「いける」と直感してやったことのほとんどはうまくいっている。
僕は比較的ヒラメキで行動するタイプだ。
フィーリング重視の火星人だからかもしれない。思い立ったらすでに行動している・・なんてこともある(汗。
しかしこれは良し悪しで、準備不足とか慌て者という点も否定できない。
物事をうまく運ぶためには事前準備、事前研究も大切だ。
何かの本で読んだが、運送屋のベテランドラバーは積み込むときにすでにどう荷降ろすかを考えて積むそうだ。段取り8分後は2分ということらしい。


話は戻って直感力。僕は直感力は大事な才能だと思っている。
世の中、やってみなきゃわからないことだらけだから。だから、閃いたときは行動した方がいい(思ったときにやらないと後ではできなくなるから)
ただ、そのときにちょっとだけ、はやる気持ちを抑えて考えて欲しい。
その閃きから、自分はどうなるのだろう。
すなわち、この行動の落としどころはどこにしようか。


将棋ではそれを大局観という。全体を見通す力。
「私はあきっぽい」とか「続かない」という人(うん?それはまさにワタシ・・汗)共通のよさがある。それは好奇心がいっぱいだということだ。
荒俣宏さんではないが、好奇心はその人にとって最大の武器となる。好奇心が感動を生み、感動が積み重なると創造となる。
だからその才能を生かそうじゃないか。
それには後先考えず前に進むだけじゃだめだ。
考え方も「しなければいけない」から「したいためにはどうしよう〜?」に変えよう。大丈夫。きっとあなたはできる。