笑顔の言葉

sakurasaku20052007-06-16

土に根をおろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう♪
バルス天空の城ラピュタは見た。
バズー(田中真弓)とシータ(横沢啓子)、ムスカ大佐(寺田農)の戦いは大地とともに生きることの大切さを訴えている。1986年だから20年以上前の作品とは思えない。何度みてもいい。
滅びの呪文の反対は感謝の呪文だと思っている。ありがとうは笑顔の言葉。先日カラーブライドのTomoさんの詩を聞いてじ〜ときた。
彼は若いがとてもいい感性をしている。幸せを失わないためのたったひとつの方法は感謝する心だそうだ。
まあ、いいではありませんか♪さくちゃんの甲信越ブログランキング


僕は療養中、大きなことを学んだ。
それは普通に朝起きて、ご飯を食べ、会社に行って、帰って来てご飯を食べる。こんな生活を送れることは、実は凄くありがたいということだ。
えぇー?と驚く人もいるかもしれない。
だけど僕が病院で見た人たちはみんなそんな普通の生活を切に望んでいた。そして、僕もその一人だった。人と同じ生活に戻りたい。当時それが僕の夢だった。失って初めて大切なことに気づくとはよくいう。健康こそ失って初めてその有難さに気づくものだと思う。

だから、自分を粗末にしている人を見るのは辛い。
自省の意味も込め言うと、自分の体を大切に出来ない人は感謝の気持ちが足りない気がする。少なくとも僕はそうだった。何でも自分一人でやりたくて、子供の頃母親からいろいろ世話をしてもらっても、やかましいといって反抗してきた。
一人で頑張ることはかっこよく聞こえるが、一歩間違うと自分勝手でしかない。
身近に助けてくれる人の気持ちを拒絶していると、孤独な人生を歩んでしまう。感謝する気持ちを自覚して、一番変わったことは、自分の中にグレーゾーンを認めることが出来るようになったことだ。
その昔、僕の中には、白から黒、やるか、やらないか、選択肢は2つしかなかった(汗)。
とにかく「〜しなければなれない」って気持ちが強く、性格が極端だった。
日常生活に感謝していると、「やらなければいけない」って気持ちから、「やってみようかな」って気持ちに変わっていく。
感情的に「嫌い」「許せない」って気持ちの中から、「ああ、こういう経験も出来たんだって」って発想も浮かんでくる。
極端な行動に走らないと、大切なものが身の回りにどんどん増えていく。
感情的に自分に嫌悪感を抱いたとき、こう自問して欲しい。
「自分にとって失いたくないものは何なのだろう?」
きっと感謝できるものが見えてくる。
そして、心の中で「ありがとう」と呟いてみよう。きっと変われるから。