サクラソウの伝説

sakurasaku20052007-04-03

通勤途中、道端の小さな花に目が行った。
サクラソウが咲いていた。
彩の少ない冬の庭先に、いち早く可愛らしい花を見せるサクラソウ。ハート形の花びらが可愛らしく上品だ。
春の遅い信州でも、既にサクラソウは終わりかけている。今年は夏が早そうだ。(写真は花屋のサクラソウ。通勤途中にカメラを持たなかったことは残念_| ̄|○
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桜草は学名がプリメラというように、「最初」を意味する。*1

ドイツでは妖精が守る城の鍵となっていたことから、「鍵の花」とも呼ばれているそうだ。ギリシャ神話では花の女神フローラと息子バラソリスの物語に出てくる。
バラソリスはとても美しい青年だった。
ある日、森でニンフ(妖精)に出会い瞬時に恋に落ちる。だが、そのニンフが間もなく死んでしまう。悲しみにくれた彼は嘆き悲しみ、段々痩せ衰えていく。
母のフローラは息子のことが心配でたまらない。だが、その心配の甲斐もなく彼も恋人の後を追うようにこの世を去る・・・フローラは愛する息子を亡くし、深い悲しみにくれるとともに、そんな息子を哀れに思い、後に春一番に咲くサクラソウに変えたという。
サクラソウ花言葉「若い時代と悲しみ」と「顧みられない美」は美青年だった息子を失った母の悲しみを表しているともいう。
春は豊かに感情が変化する季節。ときにはそんな伝説を思い描くのもいい。


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*1:全然関係ないが日産のプリメーラは第1級最高級のを意味するらしい