時間について

sakurasaku20052007-01-30

人生で一番大切なものは・・・
先日そんなことを書いた。そうしたら、私と同じ考えの人を見つけた。
ゴルフの師匠ジャック・ニクラウスさんだ。彼は自伝の中で
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分別のある人なら、物質的に成功していくにしたがって、この世には金よりももっと大切な――おそらく、もっと手に入れにくい――ものがあることに気づく。
それは時間、特に何かを義務でする時間や、義務感を感じさせられている時間よりも、“あなたが”したいことをするための時間である。

ジャック・ニクラウス自伝

ジャック・ニクラウス自伝


同じ言葉でも重みが全然違う。
若い頃は「時間」は無限大にあると思っていたが、最近、人生に残された時間はそれほど多くないことに気づいた。
特にこの「したいことをするための時間」=自分のために使う時間は少ない。うかうかしていると1週間のうちほとんどとれないこともあるだろう。
私を含め、サラリーマンは会社に「時間」を縛られる。
本田健さんがおっしゃったように、サラリーマン社会はよく出来た社会主義ともいえる。
会社制度はよく出来ていて、仕事がキツくても、昇進や報酬などのアメと、人事評価制度や上司の叱咤などのムチで、働くように出来ている。
日本のサラリーマン社会は、「オトコは仕事をやってなんぼ」という雰囲気がまだ根強く残っている。
この空気の中で、仕事より家庭を優先するのはかなり辛い。
本当は、自分の時間は自分の幸せや喜びのために使って良いのだから、何を優先するかはその人個人の問題である。
でもそれがしにくいのは日本の会社はまだ「むら社会」的な横並び思想が数多く残っているからだ。いわゆる「出る杭は打たれる」という嫉妬社会だ。
もし、仮にあなたが、家庭や自分の趣味ばかり優先していると、クビにはならないだろうが、周りからちょっと白い目で見られ、最悪、降格や人事異動という名の報復が待っている。
だから、サラリーマンは時間を会社に売っていると割り切った方がいい。
だけど、周りに人に悪いからとか、みんなが残業しているから自分も残るといった考えは捨てた方がいい。かつて私はそうだった(汗)


人生に残された時間は意外に少ない。
一人前になるためには10年、人に認めてもらうには20年かかる。だから、達人や師匠と呼ばれる人は生涯1つのことに取り組んでいる。
凡人の私にはそれはとても無理だが、人生80年と考えても、一生のうち出来ることはわずかしかない。私は今からだと、あと○コしかない(汗)
だから、今、というこの時間を大切にしたい。
人や周りに流されるのではなく、自分のために使える。そんな自分を認める強い自分になりたい。

あなたがしたいことをする時間・・・・
ジャック・ニクラウス自伝にはこう書かれている。
人生で最も大切なのは自分の時間。そして、その最強の敵は自分自身である。