陽だまりに咲くコスモス

sakurasaku20052006-10-17

id:Yatsugatakeさまのブログで山口百恵のコスモスが書かれていた。物悲しい秋を感じさせるいい曲だ。
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/cosmos.html
苦労はしても 笑い話に 時は変えるよ♪
(写真はEyesPic様提供フリー画像素材)
私もそうなりたいものだ。最近、本当に忙しい。
今の仕事、システム作りは、あやとりに似ていると私は思っている。
一本の輪にした紐を手に掛け、指でその紐を様々に取って、いろいろな形を作り上げる。創造性も必要だが、経験という熟練した技もいる。
一歩前へ♪〜応援ありがとう♪さくちゃんの人気blogランキング
だが、本当に、あやとりで大切なのは、実際に横に取れる人がいるかということだ。
あやとりを取る人の周りにそのあやとりが取れる人がたくさんいるか。これが上手にあやをとるコツである。



私はこの業界で自分の能力がさして優れていないことを知っている。技術的には凄いプログラムが組めるわけではないし、ネットワークに詳しいわけでもない。
だから、自分の仕事はこの仕事に携わる優秀な人を集めること。ワンピースでいうルフィーの役目がこのチームには必要だと思っている。
だから方々に頭を下げている。幸い私は社内では評価は低いが、取引先からの人望は厚い・・・と思う(汗)
その中の一人、M君は面白い。
若いがとても優秀な人間だ。東京大学卒というが、エリート感を全く感じさせない。
彼が東大卒と聞いた私と一緒に仕事をしているK社のYさんは「作さん、わ、わ、わたし、東大卒の人と仕事するの、初めてなんです。サイン貰ってきてもらえますか」と冗談なのか本気なのかわからないことを私に聞いていた。忙しい殺伐とした雰囲気でこうしたユーモアのある人と一緒に仕事が出来ることはある意味幸せだ。
その彼は本社の人間である。
フラガールの炭鉱夫たちからは、なぜ本社の人間を仲間に入れるのかと怒られているが、本社のしくみを一番良く知っている人間を入れることは私としてはごく自然の考え方だ。
でも彼にとってはいい迷惑なのだろうか。
組織の中でこうした出過ぎたことをすると「出る杭は打たれる」ことも知っている。同期のM君はいつも「出る杭は打たれるけれど、出過ぎた杭は打たれない」と豪語していて羨ましいが、私は出来れば、目立たないようその杭を支える土になりたい。
コスモスの花のように、何気ない陽だまりで揺れている。そんな存在に今はなりたい。