女子フィギアに感動

トリノオリンピックの選考会を兼ねた全日本フィギア選手権。
レベルが高い選手たち集う大会だけにフィギアを良く知らない私でも楽しい。
浅田真央ちゃんが世界初の2回のトリプルアクセル成功した演技は良かった。
ピンクの衣装に包んだ彼女の舞はくるみ割り人形の曲にそって銀盤に舞い降りた妖精のように美しく、かつ自由奔放だ。
結果待ちのとき、山田コーチがごりらのぬいぐるみを持っていたのはどうかなと思ったが銀盤の上とは違うあの笑顔は良かった。
恩田美栄さんの演技も泣き崩れるまでの最高の演技をしたと思う。
中野友香里さんも審査点はちょっと厳しいと思ったが、最後までスピードが落ちない完成度の高い舞をしたと思う。
4分ごとに観衆のスタンディングオベーション
テレビで見ている私たちまでその空間にいるかのように感動してしまう。
中でも、村主章枝さんの演技は素晴らしかった。
金のドレスに身を包みとてもスピード感ある演技。
ラフマニノフの旋律にのった力強いステップ、螺旋階段のようにどこまでも回るループ、表現力豊かな舞は言葉に出来ない。銀盤の中でスグリワールドを創っている。
会場の観客まで一緒になった演技は4分間が長く感じられ短編映画を見ているようだ。
演技終了と同時に鳥肌が立った。
「会場の声援のおかげです、ありがとう」
彼女の言葉は会場の心を惹きつけ、だからこそ彼女は会場と一体となった演技ができるのだと思う。
結局、トリノには荒川静香村主章枝安藤美姫の3人が選ばれたが、他の選手の演技も十分五輪に通用する素晴らしい演技だったと思う。
がんばれ!!日本